ディープサイクルバッテリーの劣化具合を測定するツール

 

こんにちは

POPO工房の宮本です。

 

どれくらい劣化しているか?

見た目ではなかなか判断できないのがバッテリー。

 

緑色なら大丈夫

みたいなチェック窓的なものが

ついているバッテリーもありますが、

実はこれはまったくあてになりません。

 

バッテリーが本当に弱っているときは、

たとえば

電圧を測ると12.8V

しかし、電装品をつないで実際に使用すると

とたんに9Vとかに下がってしまう。

 

こういった状態が

バッテリーが弱っている

という状態なのです。

 

ややこしいのは、

バッテリーが弱っていたとしても、

電圧は一応12.8Vまで上がっているという点。

 

なので

電圧だけみていても

バッテリーが弱っているのか?元気なのか?

はまったくわからないものなのです。

 

では、

バッテリーの劣化具合を

判断するにはどうすればいいのか?といいますと、

このようなバッテリー診断機というものを使います。

 

これを使えば、

バッテリーのCCA値というものを

測定することができます。


CCA値というのは

バッテリーの瞬発力といいますか、

この数字がバッテリーによって

決まっています。


で、

測定した結果、

既定値より高いか?低いか?

でバッテリーの現状が把握できるというわけです。


ちなみに、

うちのポータブル電源で使っているディープサイクルバッテリーは

ACデルコのM31-MFというものなのですが、

これのCCA値は625と決まっています。


バッテリーを発注して、

到着した際には必ずこのテスターで

CCA値を測定しているのですが、

ACデルコの場合

CCA700〜750というものが多いですね。


CCA値が低くなるとどうなる?

CCAが600を下回ると

まず充電スピードが遅くなってきます。

満充電になるまでの時間がかかるということです。


あと、

やはり電気を使える時間が体感的に少なくなってきます。

今まで4時間は使えていたものが

3時間程度で11Vの電圧低下アラームが鳴り出す。


と、このような状態になってきます。


バッテリーって奥が深いですね。

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